会長挨拶

「研究・研修から、実践・共有・学び合い・成果・成長の実感を」

石川県公立小中学校教育事務研究会   
会長 前川 明美(金沢市立高岡中学校)

 例年よりも早い桜の開花と真夏日を記録し、 令和5年度が始まりました。
 新型コロナウイルス感染症が5類感染症に 移行し、これまで様々な制限や対応をしてき た学校生活も大きく変わる節目を迎えました。 県事務研におきましても、感染対策に十分留 意し積極的に研究活動を展開していきます。 皆様のご理解ご協力をよろしくお願いいたし ます。

 さて、今年度は県事務研において、大きな大 会・発表が目白押しの年になります。
 1つ目は、令和5年8月3日(木)・4日(金) に開催される全事研福井大会において、分科 会発表をおこないます。これまでの県事務研 の研究成果と今後の課題について発表し、参 加者と共に課題解決の方策を探ります。会員 の皆様には、隣県で開催される全国の事務職 員との交流・研修の場となる貴重な機会です ので、大勢の参加を期待しています。
 2つ目は、令和5年7月 28 日(金)に石川 県小中学校教育研究会研究大会において、県 内小中学校教育団体に所属する教職員へ、県 事務研の研究活動について発表いたします。
 3つ目は、令和5年8月 23 日(水)に第 65 回県事務研研究大会を開催いたします。「能美 地区」「白山・野々市地区」の各地区発表や講 演会等により、研修を深め、資質向上・学校教 育の充実に寄与できる事務職員を目指します。
 GIGA スクール構想に基づく ICT 機器・端末 を活用した学校教育活動は日常的になり、県 事務研においてもオンライン会議・研修、NITS を活用した研修は、新たな研修として効果的 であり不可欠であると考えています。さらに これからの研究・研修は、見識を高めることで 終わるのではなく、そこで得たものを日頃の 業務に生かしていくこと、事務改善状況や成 果を発信し共有していくこと、自身の学びと 成長の実感に繋げることが重要であると考え ます。「実践・共有・学び合い」を重要なキー ワードとして、「つかさどる事務職員」「学校改 善実行策を企画し実行する事務職員」への具 体的な取り組みを進めていきます。また、コロ ナ禍により第三期グランドデザインの策定が 延期となっていましたが、今年度は第二期グ ランドデザインを総括し、第三期グランドデ ザインの策定を予定しています。

 今年度も県事務研は地区研究会・会員の皆 様との繋がりを大切に、研究活動を進めて参 りますのでどうぞよろしくお願いいたします。